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■ゲーテ的世界観の認識論要綱
〜特にシラーに関連させて同時にキュルシュナードイツ国民文学中のゲーテ自然科学論集別巻として〜
ルドルフ・シュタイナー著/森章吾訳
Copyright 2016/四六判上製 240p/
ISBN978-4-7565-0132-5/
定価2,700円(2,500円+税)
【内容】
ルドルフ・シュタイナーが人類の未来を憂い、
ゲーテとの出会いから24歳で哲学としてまとめ、
生涯の霊学的研究の基盤とし、
芸術、教育、農業、医学、社会学、宗教、
治療教育を土壌として生み出し、
21世紀の人類が必要とする認識論
「翻訳者・30年間の取り組みからの新訳」
【出版社から】
翻訳者30年間の取り組みからの新訳!!
ゲーテの植物的認識の探究という特徴は、植物を生命的なものとして内側からとらえ、完結したものとしてではなく、成長するものとして把握しようとしたということです。
後半の解説は、図版も多く、本文の理解を深める助けになるでしょう。
ゲーテ的色彩論やシュタイナーに興味のある方だけでなく、広く皆様に読んでほしい書籍です。
【プロフィール】
森 章吾
1953年:東京生まれ
1978年:東京大学農学部農業生物学科卒業
1978年より:千葉県立高校、生物科教諭(7年間)
1989年:シュツットガルト、シュタイナー教育教員養成・高学年教員クラス修了
1992年:ドルナッハ、自然科学研究コース修了
2006年より:京田辺シュタイナー学校で自然科学エポック講師
2011年より: 藤野シュタイナー学園高等部で数学エポック講師
2013年より: 北海道いずみの学校高等部で自然科学エポック講師
訳書:『フォルメン線描』(筑摩書房)、『シュタイナー学校の数学読本』(ちくま文庫)
『シュタイナー学校の算数の時間』(水声社)、『遊びとファンタジー』(水声社)、『子供の叱り方』(水声社)、『音楽による人間形成』(風濤社)
論文:『クモの考察』、『理念としての原植物』、『モルフォロギーの展開…魚類の考察』、『ゲーテ形態学の方法が示す龍安寺石庭の意味』(すべてゲーテ自然科学の集いの論文誌『モルフォロギア』)
ゲーテ・シュタイナー的自然科学の分野では、日本国内で指導的立場にあり、シュタイナー教育の理科分野でも中心的役割を果たしている。また、日本アントロポゾフィー医学のための医師会とも協力関係にある。
【目次】
新版の序
初版の序
A 予備的な考察
出発点
シラーの方法によるゲーテの学問
私たちの学問の課題
B 経験
経験という概念の確定
経験の内容についてのコメント
経験全体についての誤った見解の是正
読者一人ひとりの経験への訴え
C 思考
経験でありながらより高次の経験である思考
思考と意識
思考の内的本性
D 学問
思考と知覚
悟性と理性
認識
事物の基盤と認識
E 自然認識
無機的自然
有機的自然
F 精神科学
序......精神と自然
心理学的認識
人間の自由
楽観論と悲観論
G 結論
認識と芸術的創造