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■『ひかりの木』
     〜カラーストーリーえほんシリーズ 1〜

ダニエル・モロー 絵/宮川より子 文
青い林檎社編/
Copyright 2006/A5判 22p/ISBN4-7565-0103-6
定価(1,280円+税)


【内容】

赤黄青の精、あーちゃん、いっちゃん、うーくんは友達。クリスマスも近い日に、3人が心をあわせてお祈りすると、生まれたのは小さなもみの木。星達もお祝いにやってきて...クリスマスの喜ばしい雰囲気に満ちあふれた絵本。


【著者紹介・絵】

ダニエル・モロー Daniel Moreau
1948年 フランス パリの近郊で生まれる。
子供時代より絵を描き始める。高校卒業後、バイオダイナミック農法のトレーニング を始め、フランスとドイツのいくつかの農場で働く。そこですでに出会っていた人智 学の知識を深めていった。
1967年 ドイツへ渡り、彼の師となるテオドール・ヴィルマンとインゲ・ヴィル マンに出会う。数年後、フライブルク近くのフレ−ドリッヒ・フーゼマン病院(心理 治療法病院)でアートセラピストとして働く。そこでは木工彫刻とバスケット編みで 治療を試みた。その頃、インゲ・ヴィルマンにハッチング技法を学ぶ。この技法はル ドルフ・シュタイナーの弟子アッシア・ツルゲーネフが発展させたもので、モロー氏 は後に彼の代表的な表現であるワックスクレヨン画として展開している。 1978年 コンスタンス湖畔に移り住み、障害児のための教師として数年間キャン プヒル学校で働く。
1982年 ユ−バーリンゲンでギャラリーと本屋を開き、フリーのアーティストと して活動を始める。この時から、絵画制作、色と形に関する問題研究、大人のための 種々の一貫した絵画コースの教授が、主要な活動となる。本書はこの頃に完成したも の。その後、ヨーロッパ各地、オーストラリア、日本(85年初来日)ニュージーラ ンド等で教授活動を展開。
1998年より、いくつかのヴァルドルフ学校の美術教師を勤める。
2005年秋より日本に在住し依頼に応じて各地でワークショップを開催していたが、現在は帰国している。



【著者紹介・文】

宮川より子
1967年長崎生まれ。東京造形大卒。幼稚園に勤務の後、絵本・イラストの創作活動を開始。同時に人智学の絵画を学び、学校や教室で子ども達にぬらし絵を教える。青い林檎社代表。


【編集者コメント】

シュタイナー画家のひらめきから生まれた、もみの木をめぐるファンタジー。クリスマスの定番に!この本は、カバーのそでをテキストにかぶせ、絵だけを見ることもできます。言葉を自由に添えても、あるいは水彩画の手引き書としても、幼児から大人まで幅広く楽しむことのできる本です。色と形の研究者でもある画家による美しい色彩で綴られた頁は、クリスマスのテーブルのコーナーに飾るのにもふさわしいしく、馴染み深いツリーをテーマにしながら、どこか神秘的な印象の残る作品です。


編集:青い林檎社

青い林檎社は、私達に内在する本来の精神と感覚のかかわりを解き明かし 生き生きとした感受性の息吹を健やかに育むことをめざす 新しい出版企画です。 (2005年10月設立)