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■デジタル時代の子育て
 年齢に応じたスマホ・パソコンとのつきあい方

ミヒャエラ・グレックラー、村田 光範(監修)
内村 真澄(翻訳)
Copyright 2021/A5判 164p/
ISBN978-4-7565-0152-3
定価(1,900円+税)


【内容】

ここ数年のうちに、子どもがスマホやタブレット端末をおもちゃ同様に持ち歩き、使用している姿が当たり前のように見られる世の中になりました。

子どものインターネット依存も大きな社会問題になっており、その数は中高生の7人に1人にあたるとも言われています。

スマホの動画などを見せて子どもを静かにさせようとする親たちがいる一方で、それでいいのかと揺れている親たちも多いのではないでしょうか。

デジタルメディアの世界で子どもが健康に育つには何が必要で大人はどう行動すべきか。

本書は保護者、保育者、教師、そして子どもと若者に寄り添うすべての人へのガイドブックです。

翻訳本ですが、日本での実情や問い合わせ先、参考図書などのデータも掲載してあります。


【出版社から】

この本の原書は完成まで5年以上にわたる歳月を要し、15もの専門機関の協力・援助のもと2018年秋にドイツで出版されました。

初版が出版されて以来、再版を重ね、現在16の言語で翻訳されており、日本版は17番目になります。日本版には日本での実情や問い合わせ先、参考図書などのデータも掲載してあります。

デジタルメディアの姿を正しく認識して、どのようにつきあっていけばよいのかを知るにはうってつけの本です。

日本小児科医会・村田光範先生(東京女子医大名誉教授)監修、同じく内海裕美先生(子どもとメディア委員会担当理事)推薦です。 必要としている多くの方のお手元に届きますよう願っています。


【前書きなど】

[一部抜粋]
小学生以降の大きくなった子どもにとっては、正常な社会性を身につけることが極めて重要です。正常な社会性を身につける際に仲間との付き合いが必要ですが、この付き合いが「人対メデイアの付き合い」を介したものになると、大きな障害が生じるのです。例えばその特性としてオンラインがもたらす脱抑制、つまり自己中心で行動に抑制力がなくなります。

小学生以降の子どもは社会生活が複雑になり、現実世界での人付き合いが多くなります。この子供たちが「人対メデイアの付き合い」に慣れてしまうと、面倒な「人対人の付き合い」を避けて、自分本意で自由気ままな「人対メディアの付き合い」を求めてオンライン世界へ逃げ込むか、現実世界の中に「人対メディアの付き合い」を持ち込んでトラブルを起こすことになります。これではその子供は正常な社会性を身につけることができず、一生を通じて楽しい生活を送ることがむつかしくなるのです。

保護者と社会はデジタルメディアが乳幼児にとっては親代わりになりうること、そしてその特性であるオンライン脱抑制効果が子供の成長に与える悪影響を充分に理解した上で、子どもが正常な愛着形成と正常な社会性を身につけるまでは、デジタルメディアを出来る限り避けなくてはなりません。具体的には子供の成長を見極めながら「デジタルメディアを与えない」、あるいは「デジタルメディアの使い方を制限する」ことです。そして、「人対人の付き合い」を介して正常な愛着形成と正常な社会性が身についた子どもはデジタルメディアを正しく使うことができるのです。これこそがこの本がいいたいことなのです。


【プロフィール】

ミヒャエラ・グレックラー (監修)
医学博士/小児科医。1946年ドイツのシュトゥットガルトに生まれる。独語独文学と歴史を学んだあと医学を学ぶ。1988~2016年まで、スイス、ドルナッハのゲーテアヌム精神科学自由大学・医学部門代表を務める。現在は著作および国際的に講演活動を行う。

村田 光範(ムラタ ミツノリ)(監修)
東京女子医科大学名誉教授/ 和洋女子大学保健センター長。長年子どもの正常な成長の評価や成長障害の研究や臨床に関わり日本人小児の骨年齢測定法を開発。PC、タブレット、スマホなどのニユー・メディアが子供に及ぼす影響についての著書多数。

内村 真澄(ウチムラ マスミ)(翻訳)
広島大学卒。2010 ~ 2017年まで横浜シュタイナー学園英語教員。現在は大人のシュタイナー教育とも言われるバイオグラフィーワークに従事。訳書に『多文化の視点から学ぶ歴史と文化~シュタイナー教育カリキュラムのために~』(精巧堂出版)など。


【目次】

日本の皆さまへ
子どもを「あっちこっち世界病」に追い込んではいけない
序 文
1 なぜこの本を書いたのか ?
   1.1 子どもの発達に沿ったメディア教育
   1.2 現実の世界で子どもの体験を高める
   1.3 親として子どもにどのような助言を与えるか

2 子どもたちを電磁波から守る
「生まれてすぐの時期」から真剣に考えなければならないこと
   2.1 携帯電話の電磁波の生物学的な作用
   2.2 予防と提案

3 乳幼児(0 ~ 3歳)
スクリーンメディアや電磁波を発するおもちゃを与えない
   3.1 幼児は健全な発達のために
      何を必要としているか?
   3.2 スクリーンメディアは、
      子どもに大人とは異なる影響を及ぼす
   3.3 幼児期における責任あるメディア教育の
      ヒント

4 保育園・幼稚園児(4 ~ 6歳)
現実の世界での体験や運動の機会をできるだけ多くつくる
   4.1 園児は健全な発達のために
      何を必要としているか?
   4.2 園児へのスクリーンメディアの影響
   4.3 園児への責任あるメディア教育のヒント

5 小学校低学年(7 ~ 9歳)
スクリーンメディアはできるだけ使わせない
使う場合は大人が寄りそい制限する
   5.1 小学校低学年の成長のステップ
   5.2 心理学者・小児科医が述べる子どもの
      基本的な欲求
   5.3 小学校低学年における責任ある
      メディア教育のヒント

6 子どもから青年へ(10 ~ 16歳)
メディアを使いこなすようになるまで
   6.1 思春期の子どもたちは健全な発達のためには
      何が必要か?
   6.2 スクリーンメディアの影響
   6.3 健全に使いこなしていくためのヒント
   6.4 デジタルメディアは長期的な視点で見ると
      子どもの学びに役立つか?
   6.5 セキュリティ・ソフトウェアと技術的サポート

7 デジタルメディア使用の危険性
   7.1 ソーシャルメディア使用に伴うストレス
   7.2 過度なメディア使用と依存症の危険
   7.3 個人情報に対する軽率なアプローチ
   7.4 サイバーいじめとインターネット・ハラスメント
   7.5 青少年に不適切なサイト

8 インターネットと法律 -保護者のための情報-
   8.1 情報における自己決定の権利
   8.2 インターネット刑法及び青少年保護法
   8.3 著作権法
   8.4 売買契約とインターネットにおける法的責任
   8.5 法律上の親の義務、WhatsApp を例として

付 記
日本版:参考図書、日本版:参考資料、参考文献、
出典、写真リスト
協力/ 支援団体、重要事項
あとがき