
シュタイナーの感覚論にもとづく治療教育の現場から
「耕文舎叢書」10
2,200円 (税別)
200ページ
A5判並製
2018年4月発売
ISBN : 978-4-7565-0136-3
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内容
私たちはこの感覚をとおして何を体験するのか?
この感覚の器官はどこに見出されるのか?
この感覚は私たち人間にとって何を意味するのか?
感覚領域それぞれのあり方を明らかにしようと試みたとき、著者の考察は、現象の場から表象像へ向かい、そこからさらに霊的なもののいとなみとしての運動、色、音、等々の世界へ向かう。
二つの人間学的領域、つまり感覚領域と生命プロセス領域の全体を、シュタイナーのことばを起点に置きつつ根本的かつ包括的に、ある感覚領域が伝えてくる知覚のなかで私たちは何を体験するのかを、また同時に、知覚する者の状況は、感覚から感覚へと順に配列されている感覚諸領域のなかで、どのように変化していくのかを描写した講演録。
目次
序文
十二感覚の環
- はじめに
- 触覚と生命感覚
- 運動感覚と平衡感覚
- 嗅覚と味覚
- 視覚と眼
- 熱感覚
- 聴覚と耳
- 三つの上位感覚
付録
全般的に
諸感覚の相互関係について
平衡感覚器官について
熱感覚について
触空間、視空間、聴空間
上位感覚器官について
十二感覚と十二獣帯
七つの生命プロセス
- 七つの生命プロセス
- マクロコスモスの似姿としての生命プロセス
- 生命プロセスの治療教育的観点と医学的観点
原註