ダニエル・モロー

【Daniel Moreau】1948年 フランス パリの近郊で生まれる。子供時代より絵を描き始める。高校卒業後、バイオダイナミック農法のトレーニング を始め、フランスとドイツのいくつかの農場で働く。そこですでに出会っていた人智 学の知識を深めていった。1967年 ドイツへ渡り、彼の師となるテオドール・ヴィルマンとインゲ・ヴィル マンに出会う。数年後、フライブルク近くのフレ−ドリッヒ・フーゼマン病院(心理 治療法病院)でアートセラピストとして働く。そこでは木工彫刻とバスケット編みで 治療を試みた。その頃、インゲ・ヴィルマンにハッチング技法を学ぶ。この技法はル ドルフ・シュタイナーの弟子アッシア・ツルゲーネフが発展させたもので、モロー氏 は後に彼の代表的な表現であるワックスクレヨン画として展開している。 1978年 コンスタンス湖畔に移り住み、障害児のための教師として数年間キャン プヒル学校で働く。1982年 ユ−バーリンゲンでギャラリーと本屋を開き、フリーのアーティストと して活動を始める。この時から、絵画制作、色と形に関する問題研究、大人のための 種々の一貫した絵画コースの教授が、主要な活動となる。本書はこの頃に完成したも の。その後、ヨーロッパ各地、オーストラリア、日本(85年初来日)ニュージーラ ンド等で教授活動を展開。1998年より、いくつかのヴァルドルフ学校の美術教師を勤める。2005年秋より日本に在住。依頼に応じて各地でワークショップ開催。(連絡先 Fax0428-76-2655)