
マルグリット・ユーネマン(著) 井藤 元(訳) 小木曽 由佳(訳)
2,800円 (税別)
104ページ
B5変型判
2022年3月発売
ISBN : 978-4-7565-0153-0
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内容
シュタイナー学校では、各教科の学びにおいて、子どもたちが教師によって描かれた黒板絵をノートに描き写します。様々な色チョークを用いて描かれた黒板絵は非常に美しく、まるで完成された一つの絵画作品のようです。シュタイナー学校の教員は日々、授業に際して黒板絵を描いており、イメージをつうじて子どもたちに働きかけています。シュタイナー教育において、黒板は数ある教具の中で主役を担い、教師の語りに命を吹き込む立役者といえます。本書では、長年シュタイナー学校の教員養成に携わり、シュトゥットガルトにできた最初のヴァルドルフ学校の女生徒でもあった著者ユーネマンが、黒板絵の描き方・考え方について丁寧に解説します。
出版社から
この本はシュタイナー学校で行われている黒板への絵の描き方の実践書です。著者は長年、ドイツ・シュトゥットガルト教員養成に関わってきた方です。 その考え方など、読み物としても面白く、また、パラパラとめくってアートブックとして眺めることもできます。
日本で初めてシュタイナー学校の黒板絵を紹介する本です。
目次
訳者まえがき
はじめに
1. 学童期の子どもが求めるもの
2. 黒板絵に大切なこと
3. チョークの扱い方
4. 配置やバランスによる色彩の効果
5. 数や文字の綴り方
6. 文字 ── 母音と子音
7. 人物 ── 静と動
8. 動物 ── 生息と住処
9. 植物 ── 天と地をつなぐもの
10. 地図 ── 水と陸 おわりに
訳者あとがき